NNNと「何らかの意志」恐るべしねこねこネットワーク

猫との出会いは仕組まれている?



ねこねこネットワーク

飼っていた猫がいなくなってしばらくすると新しい猫がやってくる。
猫飼いのあなた、そんな経験はないだろうか。

我が家で初めて猫を飼うきっかけは、田んぼに落ちてびしょ濡れの白い子猫を保護したことだった。

その猫は金目青目のオッドアイの白猫で、とても可愛がっていたが、家出していなくなってしまった。

もう帰って来ないと諦めかけた頃、玄関に中型サイズの黒猫が座っていた。

黒猫は筆者に向かってでかい声で「にゃあ」と言った。

こいつは初対面のくせに、明らかに「家に入れろ」と要求してきた。

その黒猫も可愛がっていたのだが亡くなった。

その数ヶ月後、母親が白黒の子猫を保護してきた。うるうるした瞳でしがみつかれて引きはがせなかったらしい。

その後も猫が死んだりすると、いつのまにか次の猫がチャージされてしまい、現在も家に猫がいる。

家族とは「猫世界の口コミがあって、あそこの家空いたぞ!と情報がまわるのではないか」など冗談を言っていたのだが、どうもこれは本当らしいのだ。






NNNねこねこネットワークとは?

NNNという都市伝説をご存知だろうか。

NNNとは「ねこねこネットワーク(ぬこぬこネットワーク)」の略称である。


猫好きの人間と、飼い主を求める猫のマッチングサービスを行う影の集団のことであり、「2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)」の書き込みが発祥である。

NNNは水も漏らさぬ調査網で、「猫を飼いたい」と呟いたり、「もう一匹いてもいいかな」など考えるだけで猫を派遣してくる。

そして一回、優良物件(よい飼い主)だと登録されると、永遠に猫が派遣され続けるらしい。

これを知り納得した。
我が家は優良物件と登録されてしまったのだ。


だから2匹目の黒猫はあんなにも堂々と我が家にやってきたのだ。

そして3匹目の子猫は育たずすぐ亡くなってしまったのだが、我が家の献身的な世話が認められたらしい。

その後派遣されてくる猫は、病的に噛みつきグセのある猫や、事故で足を無くした猫などになってしまった。

NNNは飼い主の適性も正確に判断しており、我が家は病気猫担当になったようだ。
(他にも乳飲み子ばかり派遣されてしまう乳飲み子猫担当などもあるらしい。)


しかし両親が高齢の為、病気猫の世話が大変なのでもう猫を飼うのはやめようとしていたら、健康な子猫が派遣されてきた。

状況によっては、柔軟に担当替えにも対応しているようだ。

逆に言えば、何が何でも猫を飼わされる。

一度NNNにロックオンされたらもう逃げる事は不可能なのだ。

NNNのメリット

恐るべき存在のNNNだが、飼い主側にもメリットがある。
飼い猫が行方不明なので、近所のボス猫に「帰ってくるように伝えて」と話したところ、猫が帰ってきたというtwitterのエピソードがいくつもある。
これはまさしくねこねこネットワークによって情報が飼い猫に伝わった例だ。
NNNは派遣先への細やかなアフターフォローも万全なのだ。



NNNよりも恐ろしい存在「何らかの意志」とは


犬にも似たようなネットワークがあるのではないかと思ったのだが、NNNのような都市伝説になっていないようだ。

そもそも野良犬は猫ほどその辺にいない。


また、猫は通称「猫の集会」という近所の猫同士集まって情報共有し、NNNの情報を常に更新できるのに対して、犬は飼われ方が違うので集会自体が成り立たない。

しかし、犬が「何らかの意志」によって派遣されてきたのではないかという状況を筆者は経験したことがある。

我が家では以前、庭でメスの雑種犬を1匹飼っていた。

祖母の葬式の日、犬小屋を見ると犬が2匹に増えている。

オスの迷い犬で、メスの飼い犬は気に入ったのか追い出さず、自分の餌を与えていた。

オス犬は「僕は以前からここで飼われていました!」という顔で弔問客にワンワン吠えている。

我が家がまるでオス犬を放し飼いにしてあるような状況になっているではないか。

葬儀中に犬を保健所送りにするのも忍びなく、止むを得ず繋いで飼うことになった。


今考えてみると、葬儀を利用したこの「何らかの意志」はNNNより恐ろしくえげつないやり方だ。

この「何らかの意志」の人間に対する作用力はNNNよりも強力かもしれない。

何故なら、当時我が家は犬がもう1匹欲しいなど誰も考えていなかったのだ。

NNNもそうだが、この「何らかの意志」にもどうか注意して欲しい。

明日にも、あなたの元に強制的に犬が派遣されてくるかもしれない。



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