マスゴミ化したマスコミ

マスコミは本来の働きから逸脱している時、マスゴミとなる

マスコミの本来の働きは、不特定多数の人々に正確で有用な情報を伝えることである。
しかし、実際は、何らかの意図をもって、正確でない情報が伝えられ、その情報を信じ踊らされてしまうという現象が起きている。

このような現象が起きる時、マスコミはマスゴミとなる。

マスコミがマスゴミ化する理由とは?

マスゴミを構成するものは、情報、送り手、受け手の3つである。
情報はその時々の社会情勢などに影響されて生まれる。
この人、考え、商品を広めたい、もしくは、貶めたいと意図されて情報が生まれ、送り手がうまくアレンジし、受け手はそうなんだと情報を受け取る。
マスコミを非難する言葉として使われるマスゴミの本質には受けても含まれていることを忘れてはいけないだろう。

情報を受け取る受け手の態度が低レベルなことも、マスコミのマスゴミ化の原因の一つである。



情報から考えるマスゴミ

情報にも流行り廃りがある。
例えば、今、巷で人気のスイーツはこれ!というような情報がある。

個人的な話ではあるが、原宿、渋谷、表参道など、比較的アクセスしやすいところに住んでいたことがあるが、あのお店のあれ、今人気なんだって、言ってみないという感じでしか、流行りのスイーツに触れたことがない。

もちろん、流行に敏感じゃないと言われたらそれまでだが、雑誌やテレビなどで特集が組まれ、一気に盛り上がり、その後、消えていった商品の多さを考えれば、流行はマスコミとその背後の権力によって作られたものだという考えも、なまじ間違ってはいないだろう。


そうなると、商品力があって、マスコミの力を借りずに世に出られる商品や人などはいいが、マスコミの力を借りて世に出て踊らされたとしたら、その後はどうなるのだろうかと思う。

結局は商品が売れなくなると、企業は手を変え品を変えあの手この手で利益を追求する構図の一部になるのが関の山である。

何はともあれ、良かったと思える人はいいが、そうでない人にとってはマスコミはマスゴミでしかない。

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送り手から考えるマスゴミ

10年、15年くらい前のことなので、もう時効かと思うが、とある有名なテレビ番組の取材を手伝ったことがある。
人気番組だったので依頼を受けた時は楽しみにしていたが、実際に取材しているところを見て驚いた。
なぜなら、偶然に撮れたことを売りにしている番組なのに、何度も撮り直しをしていたからだ。

もう一度、そこ、もう一度、さっきの動きを入れて、散々、注文を付けて、画像が撮れたらそれで良し、マナーも何もなかった。

マスコミの情報発信に対する態度

バラエティー番組だからこの程度と思えるが、これが社会問題に絡んだものだったら大事である。
送り手としてのマスコミがマスゴミになるのは、心無い行動があった時である。
会社・上司からの命令もあることは分かる。
マスコミと言っても、ただ最低限のマナーは維持して取材をして欲しいものだ。



受け手から考えるマスゴミ

マスゴミという言葉は、受け手が使うものではないだろうか。
マスコミがこんな情報を発信している、マスゴミが!という具合に。

しかし、マスゴミを構成しているものの中に受け手がある以上、受け手にも責任がある。

例えば、とある世界情勢についての情報に触れる時、そのままそれを鵜呑みにしていないだろうか。
その情報が正しいか検証をしているか。
おそらく答えはNOだろう。


マスコミの発信する情報を鵜呑みにしない受け手が、情報を検証するものだとマスコミに認知されれば、送り手としてのマスコミ側も適当な情報は流さなくなるだろう。

情報を自分で考える

ところが、受け手には生活があり、日々生きるために働いているため、検証する時間などない。
だから、せめて社会問題などについては、複数のマスコミ情報やインターネットメディアに触れて、情報リテラシーの精度を上げることが大切だろう。

要は、自分で考えて分析して情報を読み解く努力が必要だと言う事だ。



    

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