失われた古代の叡智、アレクサンドリア図書館

古代に現存していた叡智、アレクサンドリア図書館

 アレクサンドリア図書館は紀元前300年頃にプトレマイオス朝のファラオ、プトレマイオス1世によって作られた図書館です。


この図書館は書物の収集のために、「船舶版」という今では考えられないような手段を用いていました。船舶版とは、街の港に立ち寄った船が積んでいる書物(この時代には現代のような製紙技術はありませんので、書物と言っても「パピルス」という植物を元に作成した、「パピルス紙」という、現代の紙とは似て非なる紙状のものに書かれた巻物の事を言います)をいったん全て回収し、学者達で協議した結果、価値があると認められ所蔵の必要性ありと判断されれば写本を作成し、その写本を所有者に返却、原本は図書館に収蔵するというやり方です。

所有者には謝礼金が支払われたとの事でしたので簡単に言ってしまえば本の買い取りですが、アレクサンドリア図書館の最盛期の収蔵量は70万冊とも言われているので、買い取りにかけた金額は物凄い莫大なものだという事が分かります。
プトレマイオス3世の時代が図書館の最盛期でしたが、このプトレマイオス3世はかなり強引な手段で本を集めていたとされています。ギリシャのアテネの国立図書館から借りた本をあえて返さずに、莫大な違約金を払って写本のみ返却したという逸話もあるくらいです。強引なこのやり方、かなりの大問題になってもおかしくないですが、それでも許されていたのですから、プトレマイオス3世の権力の強さが窺えますね。

それほど、この時代の文化は高く、お金よりも学問や知識の収集を優先していたのです。



アレクサンドリア図書館に集った一流の学者たち

 様々な知識が集まる図書館だからこそ、ここで研究をしていた学者は大勢いました。その学者の中には、古代最高の科学者の一人、アルキメデスもいました。
この図書館に集められていた知識は、後の西洋科学の基礎の誕生に大きく関係したと言われています。
この図書館が誕生していなかったら、科学の発展は著しく停滞していたのは間違いないでしょう。
まさしく、叡智の結晶と呼ぶに相応しい図書館です。

そんな図書館だからこそ、オーパーツとは切っても切れない関係にありました。

ここからはアレクサンドリア図書館とオーパーツの関係について触れていこうと思います。

古代の地図

 図書館とオーパーツの関係を説明する前に、ある地図についての説明を挟みたいと思います。
皆さんは「ピリ・レイスの地図」をご存知でしょうか?オーパーツ関係の事について興味のある方の間ではあまりに有名な地図ですので知っている方は多いかもしれませんが、初めて聞いた方のために簡単に説明すると、「氷に覆われる以前の南極大陸の海岸線を示している地図」です。
この地図で驚かれている点は地図の制作年代です。
ピリ・レイスの地図が制作されたのは1513年。
ですが人類が南極大陸を発見したと言われているのは1820年頃です。
つまり、人類が初めて南極大陸を発見する300年程前には何者かによって南極が発見されていた事になるのです。
これだけでも驚きなのですがこの地図にはもっと驚くべき事がありました。
それは地図の付記に「コピー」と記されていた事です。
コピーという事はもとになった地図があるという事。
それはいつの時代の地図なのか…。

と、ここから先の事を説明する前に、もうひとつ紹介したい地図があります。
それは「ダルサートのポルトラノ」という地図で、制作年代は1339年。
描かれているのはヨーロッパの地中海の地形で、この辺りの地形の精度は1600年代まで誰も知らなかったのにも関わらず、ポルトラノにはかなり正確な精度で描かれていました。

このダルサートのポルトラノの地図もオーパーツとされているのですが、ではどうやってこれらの地図が描かれてきたのか?
突き詰めていくと、どうやらアレクサンドリア図書館が関係しているようです。



ふたつの地図はアレクサンドリア図書館にあった地図をもとに作られていた?

 ピリ・レイスの地図もダルサートのポルトラノも、アレクサンドリア図書館にかつて保存されていた、アレクサンダー大王時代の地図の原画のコピーを入手し、それをもとにして作成したと言われています。


つまり飛行機のない時代にも関わらず、古代の時代ですでに南極やヨーロッパの地形は正確に把握されていたという事になります。

他にも、かつてアレクサンドリア図書館の館長を務めていたエラストスは、あの時代にすでに地球の全周を知っていたとも言われていますし、地球の一部の地形だけではなく世界中の地形も把握していた可能性が高いです。

最盛期で70万冊もの書物を収蔵していたアレクサンドリア図書館。この中には後の時代になっても手に入らない貴重な書物があったのは間違いないでしょう。

オカルトな話をすると、蔵書の中にはアトランティス大陸に関する書物も含まれていたという説もあります。世界中から書物を収集していた程ですから、アトランティス大陸だけでなく、ムー大陸、さらには現在ではオーパーツとされている物に関する詳細な情報も含まれていてもおかしくはありません。

図書館の終焉

 70万冊の蔵書を誇ったアレクサンドリア図書館もやがては終焉を迎えます。

莫大な蔵書は虫害や火災、戦争によって徐々に失われていき、図書館自体も何度か破壊と復興を繰り返した後、完璧に壊されてしまいました。

これは本当に嘆かわしい事です。
もし図書館が破壊される事なく蔵書もそのままだったら、現代で謎とされている事も分かっていたかもしれないですし、技術革新も何年か早まっていたかもしれません。
ある学者はこの図書館が無事だったら、14世紀にはロケットの打ち上げに成功していたとも発言しています。
それ程までにこの図書館は素晴らしいものでした。
もし現存していたら、どのような時代になっていたのか…。
映画で見るようなSFの時代になっていたかもしれないですし、宇宙にももっと進出して、宇宙人とも交流を持っているような、オカルトやオーパーツを愛する人にとっては夢のような世界になっていたかもしれませんね。

歴史にとってifを考えても仕方ない事ですが、つい夢想したくなる。

そんな魅力に満ち溢れているのがアレクサンドリア図書館なのです。



    

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