黄金に染まるトンネルが作られるイチョウ並木

大都会でも見られる黄金のじゅうたん

紅葉の季節になると、心が癒される鮮やかな色に染まる木々の中でも私が好きなのは、ドラマや映画のロケ地としても使われ、どこかロマンチックな気持ちになるイチョウ並木です。
紅葉を告げる植物は、「田舎のほうがが多い」と思いがちですが、ビルなどに囲まれた大都会東京でも、黄金のじゅうたんのような多くのイチョウ並木があります。 

東京のイチョウ並木の見頃は11月中旬から12月下旬ごろです。
葉が緑色から黄色に色づく9月下旬から11月上旬ごろに落ちるイチョウの実“銀杏”(ぎんなん)はとても臭いため、実がならない雄株のみを選んで植樹される場合もあります。

明治神宮外苑のイチョウ並木

明治神宮外苑の銀杏
黄金ロード」と呼ばれているイチョウ並木が有名な明治神宮外苑は、黄金に染まった146本のイチョウが作った約300mのトンネルの見事な景観が楽しめます。 
仕事を終え夜間に歩いた私は、このイチョウ並木が日々の疲れや忙しさを忘れさせてくれました。


遠近法を用いて植えられているイチョウは、奥にたたずんでいる聖徳記念絵画館が雄大に見えるように工夫され、青山通り口から樹高の高い順に植えられています。 
黄葉の見頃を迎える11月下旬から12月上旬ごろ、明治神宮外苑の風物詩“神宮外苑イチョウ祭りが開催されます。


デートスポットとしてもおススメの明治神宮外苑を訪れたら、ぜひ聖徳記念絵画館まで足を伸ばしてみましょう。 
明治天皇を中心に成し遂げた維新の大改革の日本画40点、洋画40点の絵画が一流の画家たちによって描かれ、展示されています。



国営昭和記念公園の黄金色のトンネル

明治神宮外苑のほか、2カ所のイチョウ並木があり、黄葉のシーズンになると黄金色のトンネルが人気の国営昭和記念公園もおススメです。
国営昭和記念公園の銀杏

98本約300mの“かたらいのイチョウ並木”と、立川口にある106本約200mの“カナール沿いのイチョウ並木”が、黄金色のトンネルを作ります。 
さらに、約300本のカエデが紅葉する日本庭園のほか、季節の彩りを添えるケヤキやカツラ、ナンキンハゼなど、趣が異なる紅葉と黄葉が楽しめます。 
“かたらいのイチョウ並木”と日本庭園を中心に、紅葉期間中の夜間にライトアップが行われます。

黄金色のトンネルだけではない国営昭和記念公園の楽しみ方

国営昭和記念公園には、紅葉と合わせて足を運んでほしいスポットがあります。

“花の丘”では、9月中旬から10月下旬に見頃を迎える約550万本のコスモスが美しく咲き誇り、一面ピンクに染まります。 
国営昭和記念公園の550万本のコスモス

炭火グリルや網などの必要な機材がレンタルできるうえ、食材も販売され手ぶらでバーベキューが楽しめる“バーベキューガーデン”があります。

“こどもの森”には、子供たちに大人気の巨大なトランポリン“雲の海ふわふわドーム”のほか、大きなハンモックなどの好奇心が高まるしかけがたくさんあります。 
また、メタセコイヤの紅葉も楽しめます。


イチョウ並木のトンネルを巡るのもおススメですが、週末や休日に散歩をしてみると、近所にお気に入りの穴場が見つかるかもしれません。 
限られた時期しか楽しめないイチョウ並木の景観を満喫しましょう。



    

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