不気味なモスマン伝説

不気味なUMA、モスマンとは?

モスマンとは1966年から1967年の間に目撃が多発したUMAです。
その目撃情報の多くはアメリカ合衆国ウェストバージニア州ポイントプレザントに集中しています。
モスマンには不吉な噂があり、関わった人間は不幸になる、モスマンが現れると不吉な事が起きると言われており、当時のポイントプレザントの住民から恐れられていました。
新聞記事にも載った事があるほど、有名なUMAです。

モスマンの特徴

 モスマンは大きな蛾と人間の身体が混じったような姿をしており、体調は約2m。腕はなく背中に大きな翼があり、体色は灰色、もしくは茶色と言われています。

モスマンの玩具


目撃の多くは夜間に集中しており、大きな赤い眼(両方の眼の間隔はだいぶ離れているとの事)を暗闇の中でギラギラと輝かせ、暗闇にもかかわらず車に追いつく程の物凄い速さで自由に飛び回ります。



目撃情報

 モスマンが出没したポイントプレザントは人口6000人ほどの小さい町です。この小さい町の中でも、墓地や発電所や林など、人があまり立ち入らない場所に多く出没しました。

以下が主な目撃情報です。

1966年11月2日 バージニア州の古い発電所付近での目撃

発電所付近の茂みの中でうごめく、灰色の不気味な巨大生物の目撃証言あり。
地面を滑るように移動する不気味な姿を見て、目撃者は家の中に避難したと言われています。
この日を境に、モスマンの目撃証言が相次ぐようになります。

1966年11月12日 ウェストバージニア州レンデニンの墓地で目撃

目撃したのは5人の男性で、その全員が、大きいムササビや鳥のような不思議な生物を目撃したと証言しています。

1966年11月15日 新婚の2組の夫婦が目撃

記録によって目撃日は15日を前後していますが、2組の新婚の夫婦がTNTエリアと言われる、火薬工場のあった地域で夜間にモスマンに遭遇しています。

不気味に光る2つの眼と大きな翼を持つ、2mほどの体躯の異様な生物を目撃した夫婦は慌てて車に飛び乗りその場から逃げ出します。 ですがその生物は猛烈な勢いで走る車を、飛んで追跡してきました。
この時の夫婦の車は160kmという猛スピードだったにも関わらずモスマンは余裕でついてきています。
この事からも、時速160km以上で飛ぶ事が可能という事が分かります。

1966年11月15日 ポイントプレザントの北に位置する林での目撃

目撃されたモスマン
目撃したのは靴屋を営んでいるトニー・ユーリーという男性です。この時はモスマンだけでなくヘリコプターも一緒に目撃しています。

林の中から飛び立つヘリコプターを目撃した後に、モスマンを目撃。
その後、ユーリーは車に乗りその場から逃げ出すのですが、15日の夫婦の時と同じようにモスマンの追跡を受けます。
この時、ユーリーは最高で112kmまで加速しましたがモスマンを振り切る事はできず、モスマンが追跡を諦めたのか向きを変えて飛び去るまでの間、1.6kmほど執拗に追いかけられています。
ここでモスマンの目撃情報はいったん途絶えます。
次に目撃されたのは翌年の1967年12月15日です。

1967年12月15日 シルバーブリッジ付近での目撃

このシルバーブリッジは、ポイントプレザントとオハイオ州カノーガを結ぶ橋です。
当時はテクノロジーの脅威と言われていたほどの頑強な橋だったのですが、この橋は予兆すらなく崩落してしまいました。

このシルバーブリッジ崩落事故は46人もの死亡者が出た大事故なのですが、実は事故の前にこの橋の付近でモスマンを目撃したという証言があります。
そのため住民の間では、モスマンはこの事故を予言するために出てきたのではないかという噂が流れました。
それを証明するかのように、この事故を最後にモスマンの目撃証言はぴったりと途絶えます。
上記のような事故があったため、モスマンは不吉な事を伝えるUMAではないかとの説があるのですが、真偽はハッキリとはしていません。
ちなみに冒頭にも書きましたがモスマンに関わる人間には不幸が訪れると言われています。 モスマンについて調べている時にそれを裏付けるような話がいくつか出てきたので説明したいと思います。



モスマンの事を調べていた女性記者が死亡

 実はシルバーブリッジ崩落事故以前から、モスマンについて調べていた女性記者がいました。
名前はメアリー・イール。
地元紙の女性記者でした。
彼女はモスマンが実際に現れた場所に足を運び、目撃者の証言を元に取材をしたり、調査を行っていました。
ですがシルバーブリッジ崩落事故から3年目の、1970年2月に死亡。病院に4週間ほど入院した後の病死と言われています。
ただの偶然と取る事はもちろん可能です。
ですが、モスマンに関わった人物の中で死亡したのは実は彼女だけではないんです。


映画にもなったモスマンの伝説。でもその関係者も死亡していた?

 シルバーブリッジの崩落事故であまりにも有名になったモスマン。
このモスマンを元にした映画があります。
リチャード・ギア主演の映画で、題名は「プロフェシー」。 2002年の映画で、日本でも公開された映画なのでご存知の方は多いかと思います。

ワシントン・ポスト紙の記者の男性が主人公の映画で、モスマンの謎を追い、作中ではモスマンの関係者なのか正体不明の謎の人物から電話がかかってきたりなど、不気味な演出のある映画です。

この映画は無事に完成したのですが、この映画に出演した俳優や女優、音楽監督などの制作スタッフ、計8人が死亡しています。

死因は飛行機事故や癌などで、「ただの偶然だ」と片付ける人はいますが、8人という少なくない人数ですので、モスマンを知る人々の間では、「モスマンに関わったことによる死亡、モスマンの呪いだ」と言われています。

このようにモスマンに関係した人物が、先に述べた女性記者も合わせれば9人亡くなっているのです。
否定的な見解を持つ人は偶然の一言で片付けますが、9人もの死亡数を偶然の一言で片付けるのは無理があると思います。



ポイントプレザントという土地について

 モスマンの出没したポイントプレザントでは過去、インディアンが虐殺されています。

そのためシルバーブリッジ崩落事故を含む一連の死亡事故にはインディアンの呪いが関係しているという説もあります。
ですが土地に関係した呪いというなら、もっと大勢の人間に影響が出てもおかしくないと思いますので、この説はモスマンには関係ないように思えます。
それよりも靴屋のトニー・ユーリーが目撃した「ヘリコプター」というのが気になります。 アメリカでは「チュパカブラ」という有名なUMAがいますが、このチュパカブラと一緒にヘリコプターも目撃されています。
こちらのヘリコプターは黒塗りでエンジン音のしない特殊なヘリコプターでしたが、モスマンにも何かしら関係しているような気がします。


ヘリコプターという時点でアメリカ軍が関係している可能性は高いです。
チュパカブラはエイリアンの連れてきた地球外生物(エイリアンアニマル)で、アメリカ軍が監視しているという噂もあったぐらいですから、もしかしたらモスマンも軍に監視されているエイリアンアニマルの1種なのかもしれませんね。



シルバーブリッジ崩落事故以降にも目撃されていたモスマン

 モスマンというとシルバーブリッジ崩落事故が有名なのでそれ以降の目撃情報はあまり知らない方が多いのですが、実はそれ以降にも何度か目撃されています。

シルバーブリッジが崩落した1967年から8年後の、1985年に起きたメキシコ大地震、そして翌年の1986年に起きたチェルノブイリ原発事故

このどちらにも共通しているのが、発生の数日前に近辺で目撃されていたという事です。
まるでシルバーブリッジの崩落事故の時と一緒ですね。
やはりモスマンが現れると不吉な事が起きるのでしょうか?

 そして実は2000年代に入ってからも2回、目撃されています。
まず1回目は、2001年9月11日に起きた9.11テロ事件。この時、崩落していくワールドトレードセンター近くの空を飛ぶモスマンの姿がカメラで撮影されています。
ただ、瓦礫をモスマンと見間違えたんじゃないのかという説もあるので真偽のほどは定かではありませんが…。

 残るひとつは2016年2月11日と、わりと最近の出来事です。
目撃したのはイリノイ州に住む女性で、目撃時間帯は夜。
自宅の庭の水飲み場に奇妙な生物がいるのを発見しました。ですがこの時のモスマンは今までと違い、体長は約20cmと小さく、羽も紙のように薄い羽だったと証言しています。
 体格が小さかったという事から「モスマンの子供ではないか」と一時期、噂されていましたが、それ以降の目撃情報がないので詳細な事実は判明していません。

ただもし子供とするならば、近くに親のモスマンがいた可能性もあります。
今のところこの地域で大きな事件や事故は起きていませんが、本当にモスマンの子供だったとしたらちょっと怖いですよね。



    

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