グレートコンジャンクション

宇宙規模の世の中を浄化する出来事としてのグレートコンジャンクション

グレートコンジャンクションは、天文学的な現象で、木星と土星が軌道上で近づき、見かけ上重なる現象を指します。
これは約20年に一度起こる珍しい現象で、2020年12月21日に最も近づくことが予想されました。

この現象に対して、一部の人々は宇宙的なエネルギーが地球に与えられることによって、世界を浄化し、新しい時代を迎えることができると信じていました。
また、占星術的には、このグレートコンジャンクションが発生すると、新しい周期が始まり、世界が変化する可能性があるとされています。

ただし、科学的な見解としては、グレートコンジャンクション自体には特別な意味や影響はなく、地球に浄化のような影響を与えることはありません。
しかし、この現象が起こること自体は、天文学的には興味深い出来事であり、多くの人々が興味を持って観測していました。



グレートコンジャンクションで世界が変化する可能性

占星術的には、グレートコンジャンクションが世界が変化する可能性があるとされる理由は、以下のような考え方があります。

グレートコンジャンクションは、木星と土星が同じ星座に位置する現象で、一般的には約20年に1回起こります。
このとき、木星と土星が重なり合うため、星座のエネルギーが増幅されると考えられています。

占星術では、木星は豊かさや繁栄、拡大の象徴であり、土星は制限や秩序、責任の象徴です。
そのため、グレートコンジャンクションが起こると、これまで制限されていたことが解放され、新たな可能性が開かれるとされています。

また、グレートコンジャンクションは、社会的な変革や大規模な社会的転換点と関連付けられることがあります。
例えば、1961年のグレートコンジャンクションは、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領の就任や、ソ連の人工衛星打ち上げなど、世界的な出来事が相次いだ年であったとされています。

ただし、占星術は科学的な根拠がないため、グレートコンジャンクションが本当に世界が変化する出来事であるかは、科学的な立場からは検証されていません。


占星術では、木星は幸運や拡大、繁栄、成長などを象徴し、土星は制限や規律、責任感、現実的な考え方などを象徴します。
それぞれの星座での位置や角度によって、その影響や意味合いが変わりますが、グレートコンジャンクションでは、2つの星が同じ星座内に接近することで、その影響が強まり、世界の変化が起こるとされています。

例えば、2020年12月に起こったグレートコンジャンクションでは、木星と土星が山羊座で接近しました。この接近は、コロナ禍による社会的制限や経済の停滞などの状況下で起こりましたが、占星術では、山羊座は現実的な目標設定や責任感、規律、耐久性、慎重さを象徴する星座とされており、このグレートコンジャンクションによって、社会や経済において、現実的な対策や改革が必要だというメッセージが示されたとされています。

ただし、占星術については科学的に証明されたものではなく、信奉者と非信奉者の意見が分かれるところです。
また、グレートコンジャンクションが必ずしも大きな変化をもたらすわけではないということも忘れてはいけません。



風の時代とグレートコンジャンクションは関係あるのか?

風の時代(エイジ・オブ・エア)とグレートコンジャンクションには、一定の関係性が指摘されています。

風の時代は、西洋占星術における12星座サイクルのうちの1つで、社会の価値観や文化的な変革を象徴するとされています。

風の時代は、紀元前2000年頃から始まったとされ、それ以降、紀元前1400年頃には牡牛座時代、紀元前1世紀には魚座時代と、約2000年毎に星座が変わっていくとされています。

そして、2020年12月21日に起きたグレートコンジャンクションは、この風の時代のうち、水瓶座時代の始まりを象徴する重要な出来事とされています。


水瓶座は、個人主義や科学技術の発展、グローバリゼーション、社会的な平等といった価値観を象徴する星座とされており、グレートコンジャンクションが水瓶座で起きたことで、社会的な変革や進歩が起こりやすくなるとされています。

したがって、グレートコンジャンクションが風の時代の移行に影響を与えるとも言われています。







    

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