世界が隠したいキリスト教会の真実
イエスとは誰だったのか
イエス・キリストを知っているだろうか。クリスチャンでなくとも名前くらいは耳にするだろう。クリスマスが誕生日の人、くらいの認識かもしれない。
キリスト教においては、神の子でありながら神と同一であるという、まぁ尊い存在なのだ。
そのイエスに一石を投じたのが
ダヴィンチ・コードという作品であり、カトリックなど一部のキリスト教会はこれに反発した。
一体何が書かれていたのだろうか?
ダヴィンチ・コードが語る陰謀
ダヴィンチ・コードは2003年にアメリカで出版されたミステリー小説である。
後に映画化もされ日本でも上映された。
作中では
イタリアの天才画家レオナルド・ダヴィンチの作品に隠されたメッセージを解き明かしながら、これまでのキリスト教会の教えを揺るがすようなある『新事実』を提示していく。
キーワードとなるのは、聖杯、そしてマグダラのマリアである。
聖杯という言葉を聞いたことがあるだろうか。
最近はゲームなどで
聖杯戦争を扱うこともあり、有名かもしれない。
聖杯の意味するもの
聖杯とは、処刑前夜のイエスが弟子たちにワインを飲ませた盃を指す。
ワインはイエスの血の代わりであり、信徒はワインを飲むことでイエスの祝福を受けるとされる。
これは
宗教的に大変重要な意味を持ち、今でもミサの際にはレプリカの聖杯に入れたワインにパンを浸して食べる。
これほどまでに重要なことから、いつのまにか処刑されたイエスから流れた血を受けた聖杯が存在するという伝説が出来た。
聖杯伝説は世界各地にあり、さながら徳川埋蔵金のようなロマンを生んでいる。
聖杯は実在したか
しかしダヴィンチ・コードでは、文字通りの物質としての盃ではないという。
聖杯とは女性の
子宮を意味し、イエスの血を受けた聖杯とはつまり、
イエスの子を宿した女性のことだという。
何故これに教会が反発するのか。
聖書ではイエスはあくまで世俗から切り離された奇跡の存在として描かれている。死して復活し、今でも天国に座す神なのだ。
人間の女と結婚し子孫を残すなど、人間のような振る舞いをしてもらっては困る。
イエスにのみ権威がある。
作中では、聖杯の正体は聖人であるマグダラのマリアだとしている。
王家の血を引く地位の高い女性だったのが、聖書では貧しい身分と書かれているそうだ。
レオナルド・ダヴィンチは、この
マグダラのマリアを崇拝し子孫を守る秘密結社に属していたとある。
言及されるダヴィンチの作品は全て実在のものである。
メッセージの真偽を、自分の目で確かめてみるのも面白いかもしれない。