ジョン・タイターという名の未来人





ジョン・タイターとは?

ジョン・タイターという名前の人物を知っているだろうか?
ジョン・タイターとは、2036年の未来からやってきたアメリカ軍人だと主張している男である。
ジョン・タイター
ジョン・タイターは、2000年に突如インターネットの掲示板に現れた「2036年からやってきたタイムトラベラー」と名乗る男性で、彼は自身の事を 「西暦2036年からタイムマシンで37年前(2000年)の世界にやってきたタイムトラベラー」であると名乗っていた。


ジョンタイター自身は1998年生まれで、複数のアメリカの大手ネット掲示板やチャットでのやりとりで、タイムトラベル理論や自身が過ごした未来の状況を書き込んでいた。
その際、未来人であるという証拠を提示していて、その資料は現在も閲覧可能である。

彼は、タイムトラベルの理論や、自分が未来人である証拠を次々と披露した。


そして、彼の言葉は多くの人を驚愕させた。
なぜなら、未来というのは1つではない。
タイムラインにより、様々な未来が存在するのだ。

つまり、ジョン・タイターがいた未来が、必ずしもこの世界の未来とは限らないのだ。


そして、2001年3月に 「任務は総て完了した」 との書き込みをし、それ以降は彼の名前での書き込みは見られなくなってしまった。

結局、彼は4か月ほどでその目的を果たしたらしく、任務を完了したというコメントを残すと突如としてネット上から消えてしまったのであった。

しかし、彼はその4か月間で未来の様子や様々な予言を語っている。

例えば「CREN(欧州原子核研究機構)でタイムマシンの基礎研究が始まる」、「ローマ法王が交代する」といった予言は我々の世界においても実現している。

一方、「2015年に世界第三次大戦で30億人が死亡する」、「アメリカ合衆国は解体される」など我々の世界では実現していない予言もある。

とはいえ、彼の掲示板への投稿によれば「パラレルワールド」という概念は本物であり、彼の世界で実現したことは我々の世界でも実現するとは限らないと主張していることから彼の主張が正しいとするなら、彼を直ちに「偽物である」と断ずることはできない状態ではある。

また我々の世界での母親と接触を図るなど、彼には人間らしい一面もあるようだ。


我々はまだタイムトラベルを実用化していないが、もしかすると数十年後、我々のうちの何人かが、謎めいた未来人として過去に行くという未来があるのかもしれない。



消息を絶ったジョン・タイター

タイターは、最初にタイムトラベルの理論や未来の状況などをネット掲示板に書いてからおよそ4ヶ月後に、「予定の任務は完了した」という言葉を残してから、消息を絶っている。

その後、アメリカではタイターの発言をまとめた書籍が発売された。


その書籍には、タイターの母親を名乗る女性から寄せられた手紙と、タイターに関する全資料を受け取ったとされた弁護士の話が掲載されている。
しかし、タイターの母親を名乗る女性は、タイターは自分の大切な息子であるものの、彼との関係は断ちたいと言っていた。





タイターが考えるタイムトラベル「エヴェレットの多世界解釈」について

ジョン・タイターは「エヴェレットの多世界解釈」は正しいと主張していた。

タイターは「エヴェレットの多世界は、別の世界線で、無限に存在するだろう」と話し、それにより、タイムトラベルの結果生じてくる矛盾である「タイムパラドックス問題」が解決されると述べているのだ。

タイターは、異なる世界線を移動することにより、タイムトラベルを行うことができると主張していた。


例えば、過去にやってきたタイムトラベラーが、もし自分の親を殺してしまったとしても、自分が存在した世界とは別の世界にいた自分の親を殺したことになる。

その結果、殺された親は、未来では消滅することはないとタイラーは説明していた。
同様に、違う世界線にいる自分を殺したとしても、世界線が分岐しているだけなので何ら問題は起きないと主張していたのだ。

タイター自身、タイムトラベルを行うことにより世界線が分岐するのか、あるいはタイムトラベルをする以前から世界線の分岐は存在していたのかを考えていたのだ。



ジョン・タイターが未来から来た理由

ジョン・タイターがタイムマシンを使ってこの時代に来たと目的は、「IBM5100」というコンピューターを入手することであると語った。

要するに、タイターの目的は、IBM 5100の入手が、過去へ来た目的であると語っている。


タイターがこの任務を任された理由については、彼自身が「祖父がIBM 5100の開発に携わっていたため」と書きこんでいる。

ちなみに、IBM5100とは1975年に発売されたとても古いコンピューターである。
現代のスマホやパソコンとはそのスペックは比較にならない。

しかし、これには彼が必要とする「非常に古いプログラムを解読する隠し機能」が含まれているのだという。

IBM 5100には、マニュアルにはないコンピュータ言語の翻訳機能があることが2036年にわかったという。


彼の使命は、2年後に迫っている2038年問題に対応するためのものであり、過去から受け継いだコンピュータプログラムをデバッグするためにIBM5100が必要なのだという。

当時はメーカーのIBMもこれについて言及を避けていたが、後に実際にそういった隠し機能があるということが判明している。


タイターは、自分のいた世界線において起きた出来事を書き込んだのであり、予言として紹介されることもあるが、この世界線の未来を予言したというわけではない。

実際、タイターの書いた未来の出来事の中には、この世界線において起きたこともあれば、起きなかったこともある。



ジョン・タイターの数々の予言 まとめ

ジョン・タイターの的中した有名な予言には、アメリカ国内で狂牛病が発生する、ペルーで地震が発生、中国の宇宙進出を予言したりと、彼の予言は正確であったと言わざるをおえない。

タイター自ら、インターネット掲示板に近未来の出来事を掲示して、狂牛病やイラク戦争など的中し、かなり存在感があるのでタイラーの予言に関しては、今後もかなり重視されるのは間違いないことだ。

彼の予言(と言うより過去に経験した事柄)の中で、当たったと思われる代表的な物を挙げてみる。



外れたものも挙げてみます。



こう見ると、虚実ない交ぜで、彼が本当に未来から来たと断言までは出来ないようである。



これからの未来について

ジョン・タイターが予言した数々の未来のなかには、避けたい未来も存在する。

現代でも問題視されているのはやはり地球の環境についてだ。

このまま環境破壊を続ければ、人類はいずれ地球に住めなくなってしまう。
そのために政府が動いており、世界各国で様々な取り組みがなされているが、その取り組みが功を成すのか、それとも失敗し、人類が絶滅してしまうのか。
ジョンタイターのいう記録によると2500年を過ぎた頃から記録がないという。

つまり、人類は絶滅してしまったのか。

未来は今よりももっと良くなるであろうと言うバイアスが人間には働くものだ。

しかし、ジョンタイターのように未来から来たという者の語る未来は、そう明るいものではないらしい。


だが、所詮は未来を作るのは今生きている我々だ。
もし、環境破壊によって今後起こりうる様々な災害や問題を予測し、そこに対応して対策をしていけば、未来が変わる可能性もあるのだ。

ジョン・タイターがいた世界は、果たしてこの世界の先に繋がっているのだろうか。



    

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