中国人死刑囚の自殺

A棟で飛び降り自殺があってから・・・・・変死体が発見されるようになった。

自殺をしたのは中国人の14歳少女。
飛び降りた、ベランダには遺書が発見された。


「私を自殺に追い込んだのは、同じ中国共産党員のの正雄、貞子、裕子、私と正雄が政治犯になったのは一年前の天安門事件の日、正雄は共産党で役人、同じ共産党員の憧れの的。


そこから貞子と裕子の執拗なイジメが始まった。
最後には正雄も私を裏切ってイジメに加担し始めた。


2月14日

ウイグル族の抵抗
中国共産党に対するウイグル族のささやかな抵抗

あるの日、正雄と貞子はウイグル族の臓器移植反対のデモに出かけた。
正雄は焦っていた、夜には裕子と食事に行く約束をしていたためだ。
花子の死から、悪びれることもない正雄は、貞子と裕子の両方と隠れて政府と内通していた。

まだ一緒にいたそうな貞子を適当にあしらい心臓移植を終える。
家で待っているとドアのベルが鳴った。
正雄は、裕子だと思い玄関のドアを開けると、そこには真っ白な顔をしたウイグル人女性が立っていた。


正雄の死

女性は、正雄を指さし「心臓移植のために殺したのは、お前だ!」というと、走り去ってしまった。
突然の訪問客に驚いた正雄は、その場に腰から崩れた。

走り去る女性が視界から消えた頃、裕子が現れた。
裕子「どうしたの?」
正雄「今見なかった?女が走り去るの?」
裕子「わからない」
正雄「じゃあいいよ、党大会に行くか」

正雄は、胸騒ぎを感じつつも、党大会に出かけた。

貞子と裕子の死・・・・そして

翌日、貞子の死は地方役人の間であっという間に話題になっていた。
死体は何かに驚いたような白目をむき出しにしており死因は不明。
正雄「俺見たんだよ」
裕子「何を?」
正雄「昨日、お前に会う前のウイグルの女性、あれ花子だったんだよ!」
裕子「バカ、花子は死んだでしょ」

さらに1年後の2月14日、原因不明の死体が発見された。
裕子が死んだ。


という、10円小説を素敵なライターさんが納品してくれました!!


さらに、1年後2月14日 夜
正雄は恐怖に怯えていた。

2年前と同じようにベルが鳴った。
正雄は、恐る恐るドアに近づき、開くと誰もいない。

ドアを閉め振り返った瞬間、真っ白な顔の女性が「殺したのは、お前だ!」と一喝

正雄「花子許してくれ!」
花子「いいのよ、命だけは助けてあげる!」

グサッ!

鈍い音の方へ目をやると、正雄の左胸は真っ赤に血に染まっており、地べたには中国で違法に移植した臓器が転がっていた。





    

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