悪魔と天使は存在するのか?

天使や悪魔の召喚を代行するビジネス

以前の私は自分のパフォーマンスに悩み続け、 自分という人間に限界を感じていた。
そして、 自分とかけ離れたパフォーマンスを出す普通の人間に嫉妬し、その原因を図書館で調べた。

その結果、 世の中に存在するごく一部のエリートと言われる 超金持ちたちは、魔術によって悪魔を召喚し憑依させ、高いパフォーマンスを出しているという。
悪魔を憑依させたエリート

しかも、そうやって世界を支配するという悪魔の仕事を代行しているのだから、高いパフォーマンスと莫大な利益が約束されているということだ 。
しかしそれは、悪魔の取引であって、人間の死後に、悪魔に魂を食われるという話である。
逆に、悪魔ほどハイリターンはないけど、 天使を召喚することによって、 自らの力になってもらうという方法もあるようであった。
しかし天使は気まぐれであり、悪いことをすればすぐに自分の元を去って行くと言う 。

そして、 インターネットで調べてみると、 天使や悪魔を召喚し、自分に摂憑りつけて、自分のパフォーマンスを高めるという、天使や悪魔の召喚を代行するというサイトに行き着いた。

ちなみに、料金は天使も悪魔も50万円だそうだ。
ハイリスクな悪魔か、ローリスクな天使かどちらか選べというものである。
本気で悩んだが、金がないのでやめた。

普通に考えれば、胡散臭い詐欺のような霊感商法ではあるが、悩んでいる人の心には、確実に深く入り込むようである。

    


実際に悪魔と天使は存在するのか議論してみる

天使や悪魔は存在するのか?という話題だけで10年間は討論できるネタであり、人類が2000年以上の年月を悩ませ続けた問題であるといっても過言ではない。

この、悪魔が実在するのか問題について、中世なら、神が存在するという前提であり、神によって創造された人類が数多くの困難に悩まさせられたという事実から、存在しないということは考えられなかった。

しかし現在では、天動説は否定され、旧約聖書伝説のサタンやヴェルゼブブといった、個性としての悪魔の存在は現実と乖離している。

なので、現在の悪魔というのは、非常に悪いことの代名詞という概念として悪魔は存在する。

つまり、悪魔とは「グローバリズム」「核兵器」「コミンテルン」「女の嫉妬」などのことを言う。

いまだに、サタンとか言っているのは、エホバの証人幸福の科学やロシア聖教などの古い宗教的価値観や世界観を受持している集団である。

彼らと、地動説を常識とする現代人では、悪魔の存在一つとっても、ぜっていに議論は平行線をたどるだろう・・・。

悪魔の憑依について

では、オカルト話での欧米でよくある悪魔の憑依事件について考えてみる。
昔だけの事件だと思っていたが、最近でも悪魔にとりつかれるという事件があることを動画で見て知った。

もちろん、筆者は教会の権威のためのプロパガンダであるという目で見ていた。

症状としては、いきなり暴言や罵ることを吐いたり、暴れる、声が悪魔のような恐ろしい声に変わる(元の本人とは思えない声質)、叫ぶ、などがある。
キリスト教が浸透している国では悪魔の憑依事件が起こるため、実際にエクソシストも存在する。

悪魔払いをするということは、本当に悪魔が存在するのかということに繋がってくるが、個人的にはほとんどのケースが精神疾患なのでないかと思う。

というのも、悪魔の存在は欧米文化の中で信じられてきたものであり、たとえば、日本などのアジア圏内では悪魔に憑依された例がない。
キリスト教でなく、神道や仏教が主な宗教なので、悪魔に関する知識が国民に根付いていないからである。

ということは、欧米でしか悪魔の憑依の例がないので、悪魔が世界に存在しているとは言い難い。
欧米地域のみに存在していると考えるのもおかしな話。

悪魔というよりは霊的なものに近いのかもしれない。

日本では、夏になると、とり憑いている悪霊のやらせ動画が地上波で最近まで放送されているが、それと変わりない。

昔は精神疾患については今のように分析が進んでいないので、正常とは違う症状が出た人は皆、悪魔がとりついている、と捉えられた。

そのことを踏まえると、悪魔が存在していると立証するのは難しい。

ただ、例外というか、難しい例もある。

悪魔にとりついたと思われる人物が、母国語でもなく、習ったこともない言語(ラテン語)をいきなり話始めることがあるらしい。
この事例に関してはかなり奇妙である。

この例を踏まえると、悪魔が本当に存在している可能性があるのかもしれないと錯覚してしまう。




人類誕生以前から悪魔は存在している・・・。

悪魔の誘惑

悪魔は人間が神によって創造される前から存在していた。
聖書には蛇(悪魔)が、エバを騙した記述がある。
神から「食べてはいけない」と言われていた園の木の実を食べてしまった。
なぜ食べたのか?
それは、神から「それを食べるとあなたは死ぬ」とエバは言われていた。
しかし、悪魔は「食べてもあなたは死なない。神は嘘をついている。私の話が正しいのだ。」と囁いた。
それは甘美で心地良く彼女の耳に響いた。

死の訪れ

エヴァは園の木の実を食べた。
食べるのに良く、実がついている木は自分を賢くしてくれそうだった。
エヴァは実を食べたが死ななかった。
そして夫であるアダムにも与えた。
二人は悪魔の言葉を信じた。
それは、神が言われたように死ななかったからである。
人間は神によって創られた。
神のような意思、感情があり永遠に生きていける存在であった。
ところが、「あなたは神よりも賢くなれる。」という悪魔の囁きを信じた。
結局はアダムは960年生きて死んだ・・・。



悪魔の策略

悪魔の知能は、我々よりも遥かに高度である。
目的を果たすためにありとあらゆる手段を用いる。
人間はその巧妙な策にいつしか陥り、やがて堕落し憔悴して、ついには破滅へと導かれていく。
エヴァを欺いたように、悪魔の誘惑はありとあらゆる形で、我々の周りに存在している。
美しさ、快楽、陶酔、興奮、恐怖、不安・・・。
それらを巧みに組み合わせ、もっとも効果的な時に悪魔が望む結果が得られるように行う。

悪魔の目的

悪魔の目的・・・それは悪魔が己を神としたいのである。
悪魔は堕落した天使であり、神に反逆して神から隔離された存在。
神ではなく、あなたが悪魔を崇拝するように巧みにあなたは導かれていく。
あなたの心の目が開かれない限り、悪魔は離れない。
破滅へと導かれていくのにあなたは気づかない、いつまでも・・・いつまでも・・・。
悪魔の囁きはあなたの心へ静かに囁くように語りかけている。
「あなたは・・・死なない・・・」



    

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