クリスタルスカルはドイツ人が作った偽物のオーパーツ
水晶髑髏の正体は何なのか?
今や伝説的なオーパーツネタとなった骸骨水晶ですが、この水晶は古代マヤ文明の遺跡から発掘されたというデマがありましたが、実はオークションで売られていたただの水晶をダイヤモンド粒子で磨き髑髏の形にした物だと現在の科学で判明されました。
直、古代マヤ文明が宇宙人の頭蓋骨であるという説を唱えている人物がいましたがそれはおかしな話です。
実際には、水晶髑髏の正体は1900年代にドイツにあるの「イダー=オーバーシュタイン州」で制作されていた工芸作品だったと判明しております。
ちなみに、イダー=オーバーシュタイン州は1450年代あたりからメノウ鉱山が発見されたことによって、宝石を研磨する技術が発展し、ドイツの宝石産業の中心地となった町であります。
そこで売られている商品をオーパーツにでっち上げたわけですから、心理を探求するオカルトマニアとしては、非常にロマンを打ち砕かれたかと思います。
水晶髑髏が嘘のオーパーツである根拠
まず、どう見ても人間の形をした頭蓋骨ですので当時の宇宙人は人と同じ姿であるとされますのでもし宇宙人だったとしたら人と何も変わらないという矛盾が生まれます。
パリ・スカルとブリティッシュ・スカルなど世界中に散らばっているクリスタルのスカルも実はオークション品でして当時ドイツでは宝石を人間の頭蓋骨に加工することが流行っており、そのオークション品を使用してでっち上げた
嘘がクリスタルのスカルになり、1943年のオークションとしてそれぞれ販売されていたことから、当時1943年には宝石をダイヤモンドの粒子で加工する技術がドイツにはすでに合ったという事実もあり、クリスタルスカルは
残念ながら人間の手が加えられたものであるという結果になっています。
それでも幾つかのクリスタルスカルについてはダイヤモンドで加工した後が見受けられないためもしかすると本物のオーパーツである可能性も定かではありません。
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嘘つきのプロ、ペテン師とは?
ドイツ人クリスタルスカルの制作者であるギルバート・ハルス
ギルバート・ハルスはドイツ人宝石職人で、数多くのクリスタルスカルを制作していた本人である。
彼の個人的な趣味で制作した大量のクリスタルスカルは、副業目的でこっそりと工房の機材と水晶で制作され、路地裏で廉価で販売されていたものだ。
しかし、その独特なセンスを利用して金儲けをしようと思った美術商が、マヤ文明の遺産であるとでっち上げた結果、クリスタルスカルがオーパーツであるという都市伝説が20世紀のオカルト界隈で話題として持ち上がった。
ギルバート・ハルスは、すでに死亡しており、そこまで裕福になることも、彼の作品がその後に莫大な値段で取引されたことも知らなかった。