恐怖の味噌汁が話題に!

田中は、あるテレビ番組で「恐怖の味噌汁」に夢中だった。
恐怖の味噌汁
恐怖の味噌汁

なぜなら、その味噌汁は、すぐ近くの旅館で飲めるというものだったからだ。
インターネットで調べても、「恐怖の味噌汁」に対しては、多数の口コミがされていた。


別に今日、麩の味噌汁なんて言ってるんじゃないんだらかね!!
「飲むと死ぬ」「飲むとしゃべれなくなる」「飲むと幽霊にとり付かれる」「死体の身体から出る成分でダシを取っている」などである。


二人の決意!

あくる日、田中は、翌朝、友人の木村に「恐怖の味噌汁に」ついて語った。
当然、木村もその件については知っており、興味深々だった。

田名「あんなの嘘だよな」
木村「味噌汁でしょ」
田中「でもあの旅館すぐそこだよね」
木村「歩いて行けるね、行って見ようか」
田中「楽しそうだね。百閒は一見にしかずっていうしね」

二人は、興味本位からその旅館に足を踏み入れる決意をした。



真相究明

その旅館は、観光名所の一角にあり、外観は老舗と言うに相応しい伝統を感じるような佇まいだった。
時は瞬く間に過ぎ、夕食が出てきた。


田中「えっ普通だね、この味噌汁」
木村「何か馬鹿らしいけね、嘘だってわかったし、早く飲もう。」

事実、田中と木村が宿泊した旅館で出された、みそ汁には特に変わった所はない。

死因「窒息死」の真相は・・・・!

田中「味噌汁は、残念だったけど、旅館は満喫できたね」
木村「ほんとそれ!ご飯も美味しいし、温泉も良かった」

二人は、何気なく朝食に視線をやる。

田中「何が恐怖の味噌汁なんだか(笑)」
木村「ほんとよね、ただみそ汁の中にフが浮いてるだけ」

その瞬間二人は、そのまま食べている物を喉に詰まらせ帰らぬ人となった。

救急隊が到着した頃、二人の死に顔は真っ青になっていたが、なぜか爆笑顔(ずら)であったのは不明である。


という、10円小説を素敵なライターさんが納品してくれました!!






    

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