解明が進んだ結果、実証されてしまったオーパーツ

近年ではオーパーツの解明が進んでおり、謎が明かされた物も少なくありません。

有名なヘッジススカルもその中のひとつですね。

ですがそんな中でも解明しようとしてその結果、オーパーツである事が実証されてしまった物があります。

それが「アンティキティラ島の機械」です。
このオーパーツがどんな物なのか、発見された経緯も含めて説明していきたいと思います。

複数の歯車を組み合わせて作られた最古のコンピューター

1901年、アンティキティラ島の近海に沈んでいた沈没船から遺物が引き上げられました。

島の名前をとって「アンティキティラ島の機械」と名付けられたこの機械は後にオーパーツと呼ばれる物となるのですが、この段階ではただの玩具程度の物と考えられており、詳しい調査もされないままでした。

この機械に転機が訪れたのは発見から58年後の1959年の事です。プライスという科学史家が調査を開始し、この機械は天体観測をして宇宙の営みを調べるための世界最古のコンピューターだという論文を発表しました。

この年から詳しい調査が進み、後年、ガンマ線やX線による調査をいくつも経て、2008年になってようやくこの機械の全容が見えてきました。

アンティキティラ島の機械はこれまでに実物でも3Dでも復元されてきたのですが、それによると機械内部には大小様々な30以上もの歯車が複雑に組み合わさって構成されており、機械が作られたのは紀元前100年頃の古代ギリシャの時代で、その使用目的はプライス氏の論じたように天体観測のための物で、月の満ち欠けの観測や日食や月食の起こる時期の予測、黄道帯上における太陽や月の位置の予測、他にも地球からみて、水星、金星、火星、木星、土星の位置を計算して割り出す機能が盛り込まれているのが判明しました。

また、この機械の表面には文字が刻まれており、解析して復元を行う過程で解読されているのですが、それによるとこの機械はオリンピックの開催を告げる役割も持っていたようです。

歴史上でここまでの精密性を持ち合わせた機械が初めて登場したのは14世紀のヨーロッパだと言われています。それだけにこの機械の発見は当時の学者の間では相当に衝撃的だったようで、この発見は古代ギリシャ時代の技術のレベルが見直されるひとつの要因となったと言われています。


沈没船から人骨が発見される

アンティキティラ島の歯車が発見された沈没船の調査は機械の発見後も進められていたのですが、2016年8月31日にこの船から人骨が発見されました。
発見された部位は、顎と歯の残っている頭蓋骨、肋骨数個、大腿骨2個、腕の骨2個で、年代は今から2000年前のものとされています。かなりの深さの砂の中に埋まっていたからか、長い年月が経っているわりには骨の状態は良く、骨の中の遺伝子情報を採取する事ができればDNA検査を行えると言われています。

DNAを解析すればこの人物の髪や目の色、どこに住んでいた民族なのかが分かり、そこからアンティキティラ島の機械に関してもっと判明できる事実があるのは間違いないため、検査に期待が持たれています。
ただ、現在ではまだ政府の許可が下りていないため、検査は行えていません。
現段階で骨について分かっているのは、「若い男性」という事だけです。この船は結構大きい船だったと言われていますし、他の人物の骨も発見できればもっと調査が進むと思うのですが、DNA検査の許可が下りていないのが難点です。
これに関しては今後の動きに要注目です。


まとめ

古代の文献をみているとアンティキティラ島の機械と似たような特徴を持つ機械が登場しています。

それによると似たような機械は4つ確認されており、制作者はアルキメデスとされているのですが、関連している書物がアレクサンドリア図書館の焼失で失われてしまっているので、本当にアルキメデスが作ったのかどうか、はっきりとした答えは出ていません。
いずれにせよ、古代の天才の誰かが作ったのは間違いなく、その人物が歴史書に出てくるような有名な人物なのか、それとも歴史の中に埋もれてしまった無名の人物なのかは分かりませんが、現代の学者が見ても驚愕するような機械をコンピューターもなかった時代に計算だけで作ってしまうのですから、プライス氏ではありませんが、我々は古代の科学力や技術力をもっと見直すべきなのかもしれませんね。



オカルトマニアックス オーパーツカテゴリ
ページのトップへ戻る