危険な八幡の藪知らずに入ったのでレポートする

八幡の藪知らずとは絶対に入ってはいけない超危険領域である。
具体的には冥界や異界などの別次元の世界にキャトルミューティレーションされたり、悪しき存在によって魂を奪われたりする可能性があるからである。
もちろん迷信という人もいるし、現代日本の科学技術をもってすれば非科学的な言い伝えだと言う人もいる。
あるいは、 未知のウイルスや新種の病原体に犯されて死んでしまうと主張するオカルトマニアも存在するだろう。
しかし現実に、八幡の藪知らずに入らなければ真相は分からないので、 実際に入ってみた。

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数日間冥界をさまよい家に帰れなくなってしまう

ちなみに、私は山育ちだ。
赤ちゃんの頃から山に囲まれ、幼稚園の頃お散歩コースと言ったら幼稚園の裏にある緑に囲まれた小さな神社に行くのが恒例だった。
小学生の頃は、「緑の森」と言って昇降口の前に木のアスレチックがある遊び場があった。
もちろん校舎の裏は山だであり、八幡の藪知らずなど恐れるに足りないと思った。
通称裏山など当たり前で、まさか自分が八幡の藪知らずの山林で遭難するとは微塵にも思わなかった。


しかし、八幡の藪知らずを探索すると、明らかにこの世のものとは思えない風景に遭遇した。
明らかに異界に迷い込んでしまったのだ・・・。
ちなみに、昔のことを振り返ると野外学習では何度も裏山に行っていた。

休み時間にも何度も山に行った。
裏山には、まるでアルプスの少女ハイジに出てくるようなブランコがあった。
また、友達と秘密基地を作ろうといって山を散策したこともあった。
中学に上がり、めっきり山に行くことは減り、高校生になり、進学して就職をした。
忙しい毎日に追われ、私は「山に帰りたい」そう思う日が多くなっていた。

しかし、今、八幡の藪知らずに入ったことを後悔した。

八幡の藪知らずで思ったこと

私は地元の八幡様に行って空気を目一杯吸って、ボーっとして帰ってくる。
その八幡様は地元でも有名なパワースポットである。
最近ではテレビでも紹介されたり、いろいろなところから観光客も来ているようだ。
有名になることはうれしいが、私のパワースポットがにぎやかになってしまうのは少々納得できない。
私の所有物ではないから仕方ないのだが…。
ある日、地元の友達とご飯を食べに行ったとき「たまに山に帰りたいって思うんだよね~」と話したら、友達もそう思うことがあるようで話に花が咲いた。

その友達とは、幼稚園から小学校、中学校まで一緒の幼馴染だ。

私は今、地元から離れて暮らしているが、やはり定期的に「家に帰りたい」と思うのであった。
そう思いながら、数日間異界を歩いていると、きちんと元の世界に戻ってきたのである。

パワースポット観光地化することへの懸念

八幡の藪知らずから生還した恐怖体験から、感じたことがある。
それは、最近テレビやラジオでパワースポットという言葉が流行っていて、マスコミ関係の人は神社仏閣がパワースポットのように書いてあるが本当の意味でパワースポットと呼ばれるところはどこにでもあると思うことだ。
その人にとって思い出深い場所や楽しい思い出の詰まった場所はパワースポットと呼ばれると思うのだ。

修学旅行の思い出があり楽しい学生生活の集大成として記念すべき場所である。
その人の年代によっては修学旅行に行く場所は変わっていき、バブルの頃は外国に行く人も多かったようだ。
今は北海道や東京などに限られてきたが学生時代の楽しい思い出は修学旅行ではなかろうか。

大人になって自分で貯めたお金で行きたいところへ行く計画を立てて一番のパワースポットとは思っている。
少しずつ貯めたお金で年に何回か行ける旅行は生活を潤す一大イベントになると思う。
ある人は旅行会社に頼んだりある人は友達と計画を立てて行くだろう。

私は人が楽しんでいる場所パワースポットと呼ぶことにしている。
どうも神社や仏閣はあんまり好きになれないのである。

これは私だけの意見でないと思うがいかがなものかと思う。



    

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そもそも、パワースポットとは?
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