パワースポットについての考察
偽りのパワースポットのはずなのに元気になる理由
巷にはパワースポットと呼ばれる場所が溢れている。
胡散臭いと思っても、友人に連れられて一回位は行った事があるだかもしれない。
さて、あなたはその場所で本当にパワーをもらえただろうか。
人気の観光地や名所で写真を撮るのもやっとの人だかり。
周辺は人が多すぎて、喫茶店で休憩をすることもままならない。
でも、ぐったりしているあなたに友人は観光地巡りが出来てご機嫌でこう言うのだ。
さすがパワースポットだ、元気をもらえたね!と。
これはどういう事なのだろうか?
旅行業者を儲けさせている存在だけなのに友人は何故か元気になって、あなたは疲れ果ててしまったのだろうか。
これには理由があるのだが、まずはパワースポットというものについて考察してみよう。
そもそも本来のパワースポットとは?
本来の意味で
パワースポットと言えば、神社やお寺などが代表的で、あとは山や滝などだ。
そこに行くと癒される、浄化される、という者が多い。
しかし、ちょっと考えてみてほしい。
大体の神社などは自然が豊かな環境にある。
そこに、都会での生活で慢性的な酸素不足の現代人が向かうわけだ。
森林の新鮮な酸素やフィトンチッド(
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神仏や自然への畏敬の念がさらに効果をブーストさせていると思える。
そう考えるとあながちパワースポットで元気になるのは不思議ではないが、それなら温泉の方がよほど手軽ではないだろうか?
人里離れた自然の中で、静かに温泉につかる。
あなたは確実に癒されるだろう。
そこがあなたにとってのパワースポットである。
しかし、上記のような温泉にあなたの友人を連れて行ったらどうだろうか?
ひょっとしたら、何もなくて嫌だ、カラオケやろうよ!
皆で騒ごう!となるのではないだろうか。
そう、友人にとってそこは退屈でパワーなど生まれない場所なのだ。
この差は一体何なのか。
HSP(敏感すぎる人たち)と外向型人間、内向型人間について
HSP(Highly Sensitive Person)という言葉をご存知だろうか。
敏感すぎる人たちの事で、アメリカの学者から広まった。(
https://g.co/kgs/KC7hJc)
HSPと言われる人たちは、音、感触、視覚、嗅覚などに敏感で生き辛さを感じており、全人口の15%から20%いると言わている。
また、この世界には外向型人間と内向型人間がいる。
外向型と内向型というのは性格的な違いではなく、エネルギーの作り方の違いである。
外向型人間は、人との触れ合いや外からの繋がりでエネルギーを作る、太陽発電タイプであり、内向型人間は自分の内側と繋がりエネルギーを作る、蓄電池タイプなのだ。
そう、友人は外向型人間で、あなたはHSPでかつ、内向型人間なのだ。
人の多いパワースポットで、外向型人間である友人は人々の活気を受けて元気になる。
しかし、HSPであり内向型人間であるあなたは、騒音や人混みで疲弊し、エネルギーを作れずに疲れ果ててしまうのだ。
人の多すぎる神社は行かない方がいい、邪念が多くてパワースポットとは言えない、なんて話を聞いた事は無いだろうか?
これは端的にHSPに向けた言葉だと思える。
筆者は、霊感を持つ人物は高確率でHSPではないかと考えている。
様々な感覚に敏感なHSPは、その場所に残留した強い念に影響を受ける可能性が十分にあるからだ。
君子危うきに近寄らずだ。
HSPは残留思念の強そうな事件現場や、廃病院などに近づかないようにして欲しい。
上記を踏まえると、本当に効果のあるパワースポットの選び方が見えてくる。
そう、外向型人間である友人は、人が多く賑やかで華やかな場所。
内向型人間であるあなたは、人のいない静かな場所だ。
あなたは静かな場所で、自分の内側に繋がる事でエネルギーを作ることができる。
そこは有名な神社やお寺ではないかもしれない。
自宅の居間かもしれない。
それでもそこがあなたにとって大切なパワースポットだ。
本当に効果のあるパワースポット
外向型人間でも内向型人間、どちらにも効果のあるパワースポットを紹介する。
それはあなたの先祖のお墓である。
お墓というと恐ろしいイメージがあるかもしれない
。
だが、お墓は死者だけの為のものではなく、生者の為のものでもある。
先祖のお墓は現在のあなたの存在の証だ。
お墓参りをして、先祖に想いを馳せることによって、あなたは1人では無いこと、愛されてここに居ることを思い出せるだろう。
最後に
いたずらに、パワースポットという名前だけで判断せず、自分が外向型人間か内向型人間かをきちんと見極めてから、その場所に向かって欲しい。
また、HSPは、騒音などだけでなく、他人の残留思念や、その場所からの心霊的な影響を受けてしまう恐れがあることを自覚して欲しいと思う。
その場所は、パワースポットという名前の、本当は近付いてはいけない場所なのかもしれないのだから。