魔術の歴史

魔術が誕生した理由

映画やアニメで魔術が使われるシーンがある。
あんなことは不可能だと思う人もいるだろう。
だが、確かに魔術は存在するのだ。
しかし、映画やアニメに出てくるようなものと同じがといえば、それは少し違うかもしれない。
魔術というのは、空を飛んだり、魔法陣を描き相手を攻撃するようなものだけではないのだ。
たとえば、魔女と呼ばれた女性たちは、ハーブの知識に優れ、その知識を活かして薬草造りに精を出した。
その薬草は、熱を下げたり、痛みを緩和したりと、人々に多くの恩恵を与えた。
相手の不調に合わせて調合したりしてきた。
その不思議さを人々が魔術と呼んでいた可能性もあるのだ。
また、マジシャンのように、ほんの少しの工夫で、テーブルマジックすら魔術に見えてしまうのだ。
魔術というのは、特別な人しか扱えないものもあれば、誰でも活用できるようになった便利なものもある。
人は、理解しがたい出来事が目の前で起きたときに、魔術と表現するのかもしれない。

» 魔術と魔法の定義の違いについて

古代日本での魔術

二世紀末から三世紀末、日本がまだ「倭国」であった頃。
魔術に長け、国を魔術によって統治したとされるのが卑弥呼である。
大変有名な人物であるが、歴史的資料における記載は少なく、謎に包まれている。
また、日本の歴史書には一切卑弥呼は登場しない。
中国の歴史書「魏志倭人伝」にのみ2000字ほど記載がある。
 二世紀後半、国内では戦乱の世が続いていた。
三十ほどあった大小の国々が争いあっていたが、卑弥呼が王として即位するとその戦乱はピタリと鎮まった。
女王に即位したときには既に老齢であり、即位後は人々に姿を見せることはなかった。
なぜ卑弥呼が女王として即位したかなどは不明であるが、卑弥呼が鬼術の使い手で、それを使って国を治めていたということは分かっている。
神に仕える巫女(シャーマン)であった卑弥呼は、神からのお告げを聞くことで倭国を統治していたのである。
 日本でも魔術を使って人々を統治するような時代が存在したのだ。
現代でこそ民主的で、論理的判断に基づく政治が求められるが、このように魔術で統治された時代があったという事実はとても興味深いものがある。



魔術は西洋社会でどのような位置づけだったのか?

魔術というと西洋では魔女狩りだの、ヴァンパイアだのが有名だ。
まだ科学が発展せずに宗教の時代だったころは、今ではありえないようなことが信じられていた。
魔女なんていうのも、なんでも、病気が流行ったり作物の不作が続いたりすると魔女が魔術をつかって災いをもたらしたのだという認識をしていたらしい。
そして、じゃあその魔女とは、どんな人物で、一体だれなのか?
疑わしいものを捕まえて拷問などをして無理やり白状させた。
それが、あまりにもひどい拷問だったために、その恐怖から魔女だと自白せざるを得なかったという。
他にも、独り言を言っただけでなにか呪文を唱えていたなどと因縁をつけられたり、水に沈めて浮かんだら魔女だ!と決めつけたりもしたらしい。
人間は普通は水に浮く。
そんなこんなでめちゃくちゃなことをしていた時代があった。

今でも引き寄せの法則などそれっぽいことが言われることがあるが、それは自分に関係のある情報を集めるようになることでそっちに、意識が向くので、その方向に行くというものである。
不思議なことはこの世に沢山あれども、フタをあけるとたいしたことないこともたくさんあったりするものだ。



    

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