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プロパガンダ映画とは

プロパガンダの実例はたくさんあるが、その1つとして「プロパガンダ映画」が挙げられる。

プロパガンダとは「政治的宣伝」のことであり、プロパガンダ映画の多くは、ドキュメンタリー映画に分類され、観客に政治的な思想を植え付けることを目的として作られている。


ノンフィクション映画に限らず、アニメなどの娯楽作品のプロパガンダ映画も多く存在するのが特徴である。


日本のプロパガンダ映画作品で有名なのは『オモチャ箱シリーズ第3話 絵本1936年』である。

これは、田中喜次と船木俊一が作画を担当し、1934年に日本で公開されたアニメ映画である。

オモチャ達が楽しく暮らしている島に、ネズミの集団が侵略してくるというストーリーで、侵略者のネズミがミッキーマウスに酷似していることから、アメリカへの敵対心が描写されていることが分かる。

また、ネズミの軍団に勝利したオモチャ達がエンディングで歌っているのが、当時日本で流行っていた『東京音頭』である。

これらのことから、この作品はプロパガンダ映画と言われているのだ。



ディズニーとプロパガンダの関係

ディズニーの映画作品はたくさんあるが、プロパガンダを意識した作品がいくつかあるのをご存知だろうか。

その中でも『新しい精神』は、代表的なディズニーのプロパガンダ作品である。


この作品は、ウォルト・ディズニー・カンパニーがアメリカ合衆国財務省の支援を受けて、第二次世界大戦中に制作した。


戦時中、多額の軍資金が必要だったため、税金の重要さを国民に知らしめ、納税促進を広く呼びかけるために、この作品が制作されたと言われている。


劇中でも、主人公のドナルド・ダックがラジオで真剣に国営放送を聞き、愛国心とは何かを考えているシーンがある。

そして、国営放送では、「納税をすることで、銃や戦艦を購入することができ、枢軸国を倒すために役立つ」という内容が流れており、それに心を打たれたドナルド・ダックが、納税をすることを決めたのだ。

また、国営放送では納税の方法を1から教えており、急いで納税の書類を書いたドナルド・ダックは、近所のポストではなく、議事堂のあるワシントンに急行したのだった。



ディズニーのプロパガンダ映画

プロパガンダ映画作品はいくつもあるが、その中でも特に有名なのが『総統の顔』という作品である。

これは、ウォルト・ディズニーが制作した作品で、1943年1月に公開され、第15回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した。


この作品は、第二次世界大戦中にドナルド・ダックシリーズとして制作され、枢軸国(ドイツ、イタリア、日本など)を風刺していることから、プロパガンダの要素がとても強い作品として知られているのだ。

この映画の舞台となる架空の街が『ナチランド』であり、当時ヒトラーの独裁政権下に置かれていたドイツをイメージしていると言われている。

劇中歌やセリフの一部は、ドイツを揶揄するために、あえてドイツ語風に歌われている点も、この作品がプロパガンダ映画だと言われる要因である。
また、この映画のエンディングでは、軍歌が流れるのとともに、ヒトラーの虚画が映し出され、そこに登場キャラクターがトマトを投げつけて、作品の幕が閉じるのだ。




ディズニーのプロパガンダ映画『総統の顔』の制作の背景ついて

プロパガンダの実例はいくつか存在するが、その中でも特に世間で知られているのは、「プロパガンダ映画」である。

多くのプロパガンダ映画が存在する中で、有名な作品として『総統の顔』がしばしばあげられるのをご存知だろうか。

この作品は、第二次世界対戦中に、ウォルト・ディズニー・プロダクションが制作し、上映された映画である。

主人公はドナルド・ダックで、ヒトラーの独裁政権下に置かれていた、当時のドイツを連想させる『ナチランド』が作品の舞台となっているのだ。


この映画のオープニングは、ヒトラーが愛した楽曲の『ニュルンベルクのマイタスシンガー』がオープニングソングとなっている。

主人公のドナルドは、起床してすぐに、昭和天皇やヒトラー、ムッソリーニの肖像に敬礼させられている姿が、プロパガンダを顕著に表していると言えるだろう。

また、軍事工場でひたすら働くドナルド・ダックが、工場の生産ラインに流れてくるヒトラーの肖像に敬礼している姿も、プロパガンダの要素と言えるだろう。



現代中国の抗日プロパガンダ

中国では、戦後から長らくの間、抗日映画やドラマが制作されてきた。

近年では、中国人がカンフーで日本兵を真っ二つにするという作品が制作され、話題になった。


これほどまでに滑稽なストーリーだと、プロパガンダの力ではなく、単なる娯楽作品と捉えられるかもしれない。

しかし、中国の若者達の中には、このような作品は新しいプロパカンダとして捉えている者もいるそうだ。


最近では、日本兵を打ち倒すテーマパークの建設や、兵士の視点でプレイして尖閣諸島を守るというシューティングゲームが普及しているそうだ。
他には、日本のA級戦犯の看板を射撃して得点を稼いだり、東京を空襲してボスキャラを倒したりするゲームが、インターネット上で普及しているそうだ。

» 外部サイト 中国に対抗する抗中論について

また、米国の有名なエンタメ企業でも、反日プロパガンダ作品が数多く制作されていた歴史がある。
中でも有名なのは、上記で書いたディズニーのアニメ『総統の顔』である。

ドナルドダックが軍需工場で働かされているうちに、精神の不調をきたすという物語である。





    

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