天狗による魂の抜き取りが怖い

天狗の悪戯「神隠し」

主に子供が突然いなくなることを、昔から「神隠し」と言う。
どんなに村中の人で探しても、見つからない。親はそれこそ気が狂ったようになるが、見つからない。
子供がどうしても見つからず、消えた原因もわからない場合を神隠しと言った。
この神隠し、実は天狗の悪戯であることがある。


天狗は人間になり損ねた雌雄同体の、所謂妖怪の類である。
時に、人間に悪さをするが、その代表的なものが、この神隠しである。


この時、天狗は子供の身体自体をどこかへ連れ去るのではない。
子供の身体は神社の拝殿や本殿の下等に隠し、その魂だけをさらって行くと言う。


戻ってきた子供は、木の上にいたとか、空を飛んだとか言うが、これも子供の”魂”が見てきた話なのである。
人間は死んだら魂になるように、天狗は生きている人間の殻である身体から、魂を抜いてしまうのである。


子供が行方不明になる事件が多い昨今、天狗にさらわれれば戻って来るので、その方がましかもしれない。



戦国時代の場合

古くから、伊賀には大坂からの忍者見習いが多くきていた。
伊賀の忍者は幼少の頃から厳しい修行を積み、青年に達する前に任務に就く。
そのなかで、情報収集は伊賀忍者にとって大切な任務だ。
伊賀でも甲賀でも情報を収集するためには何でもする。

ある日、一人の伊賀忍者がお上からある人物の殺人の命を受けた。
しかしその伊賀忍者は、その命令を遂行できなかった。
殺害するターゲットの人物がその町からすっかり姿を隠してしまったからだ。
その伊賀忍者は、昼間は農作業、夜間は家々の下を潜って情報を集めたが依然としてターゲットの行方が分からない。
 伊賀忍者は畑で遊んでいた5歳の子供に「お前のおとっつぁんはどこか」と聞いた。
するとその子供は「おとっつぁんは3日前から紀州の材木屋の小屋に隠れておる」と答えた。
伊賀では子供の言うことを信用する。
1日と半してから、紀州は紀和のある河原に子供の遺体が捨てられておった。
そして、父親の居場所を話した子供は忽然と姿を消してしまった。

世間では神隠しの類の話が多くあるが、伊賀忍者が聞き込みをした子供は綺麗さっぱり消えてなくなるということである。 



    

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